沿革

1955年
(昭和30年)

日本ヒルデブランド創業

世界的木材学の権威者西独エグナー博士の指導のもと開発、製造、販売していたロバート・ヒルデブランド社と技術提携し、HD/74LT型を東京都中央区佃島で製造し日本全国に販売を始めました。

西ドイツ(当時)ロバート・ヒルデブランド社製造販売開始

当初は木屑を燃やして熱源としていました。この時、電気、蒸気を熱源とする電気式乾燥機、蒸気式乾燥機を開発。

ヒルデブランド初期型LT型

1957年
(昭和32年)

本社移転

HD76蒸気式乾燥機を東京都江東区深川平井町で製造販売開始。

本社を東京都中央区日本橋本町に移転。

蒸気式乾燥機HD76

1961年
(昭和36年)

工場移転

千葉県稔台に工場を移転。

1963年
(昭和38年)

ヒルデブランド株式会社設立

本社及び工場を東京都江東区深川に移転。

1972年
(昭和47年)

除湿乾燥機の開発

日本初の除湿式木材乾燥機を開発。

除湿乾燥機HD72/10W-60型

1973年
(昭和48年)

断熱パネルの開発

省エネルギー化、乾燥品質向上のため、壁体に断熱パネルを用いる。

真空乾燥機の開発

真空乾燥で水の沸点を下げて、木材の温度を沸点以上に保つ事により、低温沸騰による急速乾燥を実現。

真空乾燥機HD73

1975年
(昭和50年)

ターボファンの開発

大きな風量を得るため、ターボファンを開発。

1978年
(昭和53年)

サイドファンの開発

風の循環が交互に入れ替わるリバーシブルプロペラファンを搭載した、サイドファン型蒸気式木材乾燥機を開発。

サイドファンHD78/KSR型

1990年
(平成2年)

加圧・減圧前処理装置の開発

加圧・減圧前処理装置「PSドライヤー」を開発。 蒸気乾燥の前に前処理装置で処理する事により高品質化、乾燥時間短縮が可能となった。

加圧・減圧前処理装置HD99

住金ヒルデブランド(株)に住友金属工業(株)の資本参加により、社名を住金ヒルデブランド(株)とする。

 1991年
(平成3年)

本社・工場移転

本社を東京都江東区深川から足立区千住へ移転。
工場を東京都江東区深川から長野県南安曇郡穂高町(安曇野市穂高)に移転。

高周波・蒸気複合乾燥機を販売

実験機レベルであった高周波・蒸気複合乾燥機の実用機「ハイドライ」を開発販売。
乾燥の高品質化、時間短縮を目的として開発された。

高周波・蒸気複合乾燥機ハイドライ

1994年
(平成6年)

蒸気式高温乾燥機を開発

高温セット法が開発され、高温低湿処理により表面にドライングセットをかけ、表面割れを抑制する。

高温乾燥機 HD78/KSR-H型

1995年
(平成7年)

小型真空乾燥機を開発

化粧単板等の少量乾燥用に最適。減圧による外圧で乾燥材を圧締する特殊構造で、アイロン掛けの仕上り。

小型真空乾燥機 HD73

1996年
(平成8年)

スーパーミニドライヤーを開発

パッケージ型小型蒸気式乾燥機を開発。
Φ1200㎜の大型プロペラファンでバラツキの少ない乾燥が特徴。

スーパーミニドライヤーHD74/MH

1997年
(平成9年)

スーパーマルチドライヤーを開発

乾燥室を材料に応じて分割できる蒸気式乾燥機「スーパーマルチドライヤー」を開発。

乾燥室を分割できる蒸気式乾燥機「スーパーマルチドライヤー」

1998年
(平成10年)

新「ヒルデブランド」発足

住友金属工業(株)より株式を買い取り、社名をヒルデブランド株式会社に変更する。
社屋を現在の場所へ移転。印出晃が社長就任。

2000年
(平成12年)

ドライユニットの開発

簡易木材乾燥機「ドライユニット」を開発。
用途に合わせて乾燥室をお客様が製作。
用途は中低温の木材乾燥、調湿・養生、薬剤注入材の乾燥、塗装の乾燥など。

ドライユニットHD20/DU10

2001年
(平成13年)

ダブルサイドファンの改良

それまで海外向けであった「ダブルサイドファン」をリニューアル。
大型プロペラファンを両サイドに配置し、大風量を実現。
短時間で約100㎥をバラツキを抑えて一括乾燥。

ダブルサイドファンHD78/KSR-W

2003年
(平成15年)

スーパーハイドライヤーの開発

新しい木材の乾燥方式として「圧力式木材乾燥」を開発。
圧力式木材乾燥機「スーパーハイドライヤー」を同時に開発。
梁・桁材の高品質な完全乾燥が低コスト・短時間で出来るようになった。

スーパーハイドライヤー

2008年
(平成20年)

バイオマスドライ・ボイラーの開発

新しい木材の乾燥方式として「圧力式木材乾燥」を開発。
高含水率バイオマスをその排熱を用いて乾燥させ燃料化し、高効率に蒸気を発生させる「バイオマスドライ・ボイラー」を開発。
廃棄物削減・燃料コスト削減・CO2排出量削減が同時に可能となった。

バイオマスドライ・ボイラー

スーパーヒート・パドルドライヤーの開発

過熱蒸気を用い、無酸素・高伝熱性能を特徴とする連続式処理装置「スーパーヒート・パドルドライヤー」を開発。
乾燥・熱処理・殺菌・減容など、様々な産業・用途に用いることができる。

スーパーヒート パドルドライヤー

2009年
(平成21年)

バイオマスドライ・ボイラーの開発

新しい木材の乾燥方式として「圧力式木材乾燥」を開発。
薬品や樹脂などを用いず、熱と水分と圧力の処理により木材を改質する装置を開発。木材の利点を損なわずに、寸法安定性・耐久性・断熱性などの諸性能を大幅に向上させることができる。さらに、色の濃淡も制御できる。

バイオマスドライ・ボイラー

2013年
(平成25年)

各種バイオマスを乾燥させ、資源として、燃料として有効利用ができる総合プラントを開発し販売開始

2014年
(平成26年)

大幅省エネのできる「キノコ培地の高圧真空殺菌装置」を開発し販売開始する。