製品紹介

ダブルサイドファン HD78/KSR-W

カタログ

大型ファンを両サイドに設置し、理想的な風の流れを実現しました。 板材の大量乾燥では乾燥ムラの抑制、乾燥時間の短縮、ランニングコスト削減など、圧倒的な性能を発揮します。 以前は主に海外の大型集成材ラミナ工場向けの乾燥機として活躍していましたが、近年は国内での羽柄材や集成材ラミナの乾燥の需要が増加し、板材の大量生産工場向け乾燥機として脚光を浴びています。

通常、乾燥機は大型化すればするほど、風がうまく通らずに温湿度のムラが大きく、乾燥が思うように進まないという問題があります。

しかし、ダブルサイドファンは海外での長年の実績を基にした更なる開発により、大型乾燥機でありながら、パワーのある理想的な風の流れを作り、中型乾燥機よりも乾燥ムラの少ない大量生産用乾燥機として生まれ変わりました。

現在では国内においても、羽柄工場、集成材ラミナ工場等で、その圧倒的な性能を発揮しています。

POINT 1. ファン

性能の差別化のための重要な要素
ファンの差別化

一般的なファン
fan1
  • 直径:600mm
  • モーター:0.75kw
  • 羽の角度:調整不可
ヒルデのファン
fan24
  • 直径:1,200mm
  • モーター:2.20kw
  • 羽の角度:調整可能
  • 風量:約4倍
fan3
天井ファン(一般的)
  • 風量が小さい
    圧力損失が大きく、さらにファンが小さい。
  • 風量のバラツキが大きい
    下部は強く、上部が弱い。
  • 天上付近まで一杯に積まないと乾かない
    風がショートカットして材間に流れない。
fan4
サイドファン
  • 風量が大きく、バラツキが小さい
    懐を大きくとり側面にファンを設置する事により、効率的な風の流れを実現。ファンも大きく大風量を実現。
  • 少量でも一杯に積んでもしっかり乾く
    側面から風を流す為、木材の量に関わらず、材間にしっかり風が流れる。
fan6
ダブルサイドファン

POINT 2. ヒーター

ヒーター配管方式の差別化

fan7
一般的なヒーター(直列配管方式)
  • 長さ方向に温度ムラができる
    乾燥ムラができる。反りや割れが発生しやすい。乾燥時間がかかる。
  • 昇温が遅い
    柱などの温乾燥では高温セット時に割れやすい。
fan8
ヒルデのヒーター(並列配管方式)
  • 長さ方向に温度ムラが小さい
    乾燥ムラが小さい。反りや割れが減少。乾燥時間が短縮。
  • 熱効率が良い
    急速昇が可能。柱などの温乾燥では高温セット時に割れ難い。

POINT 3. 排気

ヒーター配管方式の差別化

fan9
一般的な排気方法(集合排気)
  • 排気のバランスが悪い
    乾燥ムラができる。
    乾燥時間がかかる
fan10
ヒルデの排気方法(個別排気)
  • 排気のバランスが良い
    乾燥ムラができにくい。
    乾燥時間短縮・コスト削減